こんにゃく ライザップの食事に役立つ食材

こんにゃくは水分以外、ほぼ食物繊維だけの食品です。特有のにおいがあるので食べるにはアク抜きをしなければいけません。クエン酸を使った裏技もあります。刺身こんにゃく、味噌汁に入れる他、油を使うとボリュームを感じられるようになります。しらたきは刻んでご飯と一緒に炊く方法もあります。

こんにゃく

こんにゃくは食物繊維のみ

日本食品成分表2020年版(八訂)からこんにゃくを調べてみると、この通り。下の表をご覧下さい。灰分(アク)以外は、ほぼ食物繊維しかありません。

板こんにゃくに、精粉こんにゃくと生いもこんにゃくの違いがありますが、日本こんにゃく協会のサイトのこんにゃくができるまでに説明がありました。白いこんにゃくが精粉(せいこ)こんにゃくです。

こんにゃく芋の精粉(せいこ)を使うと白いこんにゃくになり、生芋を使った場合は芋の皮が入ってしまうため、黒っぽくなります。

最近の黒こんにゃくは、精粉を使ったものが多いのですが、昔からの作り方を見慣れている地方では白いこんにゃくがあまり好まれなかったため、生芋から作るこんにゃくに似せるように、アラメやヒジキなどの海藻の粉末で色をつける場合が多いようです。

カロリーゼロ食品

しらたきも赤こんにゃくも水分以外は、ほぼ食物繊維です。カロリーはごくわずかありますが、ゼロといってもよいでしょう。

食品成分 エネルギ
水分 たんぱく
脂質 炭水化物 灰分 食塩相当
食物繊維
総量
板こんにゃく/
精粉こんにゃく
5kcal 97.3g 0.1g Tr 2.3g 0.3g 0g 2.2g
板こんにゃく/
生いもこんにゃく
8kcal 96.2g 0.1g 0.1g 3.3g 0.3g 0g 3g
こんにゃく/
しらたき
7kcal 96.5g 0.2g Tr 3g 0.3g 0g 2.9g
こんにゃく/
赤こんにゃく
6kcal 97.1g 0.1g Tr 2.5g 0.3g Tr 2.3g
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)

こんにゃくの「アク」を抜く

こんにゃくを買ってきて袋を切ると、特有のにおいがします。これはこんにゃくに含まれる「アク」のためで、抜く必要があります。

白ごはん.comのこんにゃくの下ごしらえ(下ゆでやあく抜き)のやり方を見ると、画像がたくさんあってわかりやすいです。

こんにゃくをちぎって塩もみし、さらに2~3分下ゆでして完成です。

刺身こんにゃくにするならクエン酸を使う

板こんにゃくの白い方(精粉こんにゃく)を買って来た時、これ刺身こんにゃくにならないかなと思ったことがあります。しかし、ちぎると刺身らしくならない。

少し調べてみると、エンジニアのメソッドに、こんにゃくの生臭さを消す方法がありました。

1%くらいのクエン酸水溶液(1gのクエン酸を100mlの水に溶かす。もしくはその比率で2倍、3倍量)を用意し、切ったこんにゃくを1分も浸ければにおいは消えるそうです。その後よく水で洗えばOK。

コンニャクのにおいは、トリメチルアミンやジメチルアミンと呼ばれる物質で、魚の生臭さの成分と同じだそうですよ。

酢でもよいのですが、特有のにおいがつきます。クエン酸にはにおいがありません。この方法なら、すぐに食べられますね。

一番簡単なのは味噌汁に入れること

アク抜きしたこんにゃくを料理に使う時、一番簡単なのは、味噌汁に入れることです。鍋にお湯を沸かして、他の具材と入れて煮るだけなので何も考えなくてもできます。

最近書いた、ライザップに味噌汁は強い味方の冒頭に豚汁の画像を使いましたが、豚汁にこんにゃくが入っていないと物足りない気分になるほどです。

食物繊維しかないですが、腹持ちがよいです。

油を使うとボリュームを感じられるメニューになる

こんにゃくを使った料理は、おでんや煮物がすぐに頭に浮かびますが、低糖質生活では、いもなど糖質の高い材料は避けなければいけません。

週末以外の毎日の料理は、できるだけ手早くできるのがよく、でも、おいしく食べたいです。

少し手間をかけてこんにゃくの料理を作るなら、食べたなあというボリューム感がほしいです。その時に必要なのは、「油」でしょう。

白ごはん.comで紹介されているひと手間でおいしく!こんにゃくステーキのレシピ/作り方では、こんにゃくに、油に合う椎茸を加え、にんにくバター醤油ソースをかけて仕上げるところがポイントです。

絶対においしいだろうなと思います。

しらたきは細かく切って白米と一緒に炊く

しらたきは麵代わりに使う方もいらっしゃるようですが、ライザップの食事は「そろそろやせることにしました」が参考になるで紹介しましたが、細かく刻んで白米と一緒に炊いて、ごはんの「かさまし」に使う方法があります。同量で炊くのでカロリーは50%になります。

お米が好きな方はやってみるとよいと思います。

NOTE

こんにゃくは、ほぼ食物繊維の食品ですが、食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、こんにゃくは不溶性食物繊維の食品です。

コトバンクの不溶性食物繊維にはこのように書かれていました。

植物の細胞壁の構造物質が中心で、水に溶けにくく、水分を吸収して数倍から十数倍に膨らみ、腸壁を刺激して腸のぜん動運動を高める食物繊維。

海藻類、豆類、果物類、きのこ類、玄米、大麦などに多く含まれる。大腸の運動や有害物質の排泄を促進するほか、満腹感を促進して肥満予防、静脈血が逆流しておこる静脈瘤(じょうみゃくりゅう)の予防・改善、便秘の予防・改善、虫歯予防などに効果が期待できる。

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