ライザップがシニア会員獲得に力を入れるそうです。これはある程度以上の年齢の女性にはよいことです。80歳を過ぎた女性は骨が弱くなり、圧迫骨折するようになります。歩いて日に当たりカルシウムを摂ることが必要です。カルシウム源は調べるとごま（胡麻）がよいです。また、骨の強化には筋トレも有効です。
RIZAP「シニアにこそ」
最近、ライザップ関連のニュースが少ないのですが、朝日新聞デジタルに、RIZAP「シニアにこそ」 瀬戸社長、客の5割めざすという記事がでていました。
トレーニングの様子がこのように書かれていました。
「残り10秒。いいですよー。3、2、1。はい、いいです」
トレーナーのかけ声にあわせ、75歳の女性が、四つんばいから手と足を上げる体幹トレーニングに励んでいた。岡本和子さんは昨秋から、週2回のペースで通い、この日が30回目だ。
トレーニングは1回50分。ウォーミングアップをした後、スクワットや腹筋を鍛える筋トレなどをした。トレーナーによると、筋肉痛にならないぐらいの強度が大事。トレーニングも食事指導も、それぞれにあった内容にしている。
75歳女性というところで目が止まりました。
80歳を超えた女性は思っていた以上に骨折しやすい
私の母親は84歳です。2年前に背骨を1ヶ所圧迫骨折し、さらに最近、その骨折箇所も含めて7個の骨が変形し始めていることがわかりました。コロナ禍で整形外科に通うことをさぼっていたのが原因です。現在、要介護3です。
母親の場合は腎臓に少し問題があり、カルシウムの再吸収がうまくできないので骨が弱くなるということでした。
しかし、見回せば、80歳を超えた妻の母親、父親の妹（おばさん）、私の友人（同級生）のお母さんも、みな背骨を圧迫骨折しています。
女性は骨粗しょう症になりやすいと知識としては知っていましたが、まさかこれほどの確率の高さとは思ってもいなかったです。
80歳に近づいている方、またその年代の親御さんをお持ちの方は骨粗しょう症について大真面目に気にしていた方がよいです。
歩いて日に当たりカルシウムを摂る
できるだけ歩いて骨に衝撃を与え、そして日に当たって体の中でビタミンDを作るようにすること。そして、普段、カルシウムを努めて摂るようにすることを心がけることが必要です。
お年寄りになると、「運動した」というレベルがものすごく低くなります。歩くことでも病院の行き帰りはタクシーで、病院内と隣のスーパーを歩いただけで「今日は歩いた」なんて言いはじめます。これでは話になりません。教室に通うなど、ある程度強制力が必要です。
カルシウムはごま（胡麻）がよいです
カルシウムについて、カルシウムの1日の必要量と多く含まれる食品という記事を書いたことがあります。
カルシウムを摂るというと、まず牛乳、次に小魚と続きますが、いろいろ調べてごま（胡麻）が、カルシウムだけでなくたんぱく質が多く、脂質もあり、他のミネラルが豊富で食物繊維が多い、実によい食べ物だとわかりました。
普段、いりごまを少し買って来て、ごますり器を使って、ちまちまお浸しにかけるような使い方だと思います。しかし、ごまをナッツの一つだと考えると、一度にアーモンドを食べるくらいの量を食べてもよいのです。
母親には乾物屋さんでいりごま1キロを買って来て、電動コーヒーミルで挽き、タッパーに入れてスプーンで食べさせています。
骨の強化には筋トレも有効
ところで、骨を強くするには、筋トレも有効なのです。骨に負荷をかければ強くなるという理屈です。
厚労省のe-ヘルスネットにある記事、骨粗鬆症予防のための運動 -骨に刺激が加わる運動をにはこのように書かれています。
一方で骨は通常腱を介して筋肉へとつながっているため、筋力トレーニングによって、骨に直接刺激を与える方法も効果的です。
ウエイトマシンなどを利用して筋力トレーニングを行うと、重りを持ち上げるたびに筋肉は強く収縮し、骨に刺激が伝わります。さらに筋力トレーニングは、ウォーキングやジョギングだけでは強化できない上半身の骨も鍛えることができます。
自分の弱い部位を選択的にトレーニングすることができて効果的です。
ライザップがこれからシニア会員を強化するのは、もちろん、経営のためが第一ですが、80代になる前の特に女性にはよいことだと思います。
NOTE
圧迫骨折すると、杖をついて歩くようになり、行動範囲がかなり狭くなります。骨を強くするための運動と、日に当たることと、カルシウム摂取は、ある程度の年齢以上の女性には100％必要なことだと思います。