森永卓郎さんの「老後破産しないために、年金13万円時代でも暮らせるメタボ家計ダイエット」に森永先生がライザップのコースに参加することになったきっかけと、健康を取り戻した結果が書かれていました。
私は毎週日曜日がっちりマンデーを見ているのですが、森永卓郎さんもライザップでダイエットしたお一人です。
森永先生の老後破産しないために、年金13万円時代でも暮らせるメタボ家計ダイエットを読みました。
前書きにライザップの体験が書かれていました。ちょっと長いですが、血糖値が高くて困っている方もいらっしゃると思いますので、内容を一部抜き書きします。
インスリン注射と投薬が不要になった
2015年10月、私の人生は大きく変わりました。
テレビ番組『オールスター感謝祭』(TBS系)の企画で、話題のパーソナルトレーニングジム「ライザップ」のCMに出演する権利を獲得し、実際に糖質制限とライザップのジムでのトレーニングを行った結果、4ヶ月で19.9kgの減量に成功したのです。
ライザップでダイエットに挑むまでの私は、ダイエットとはまるで無縁の生活をしていました。
ファストフードで高カロリー&高糖質なものを食べまくり、炭酸飲料をガブ飲みし、揚げ句の果てには医師に糖尿病と診断され、馬に食わせるほどの薬を飲み、毎朝、インスリンかGLP-1受容体作動薬の注射を打つ生活をしていました。
医療費は月に1万2000~1万3000円もかかっていました。
糖尿病は血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌が減ったり、効き目が下がったりした結果、血糖値が高くなったまま下がらなくなる病気です。
ストレスや肥満、運動不足、暴飲暴食が原因で起こるとされる生活習慣病のひとつ。私の場合は明らかに、ご飯やパン、麺類、お菓子、ジュースなどに多く含まれる「糖質」のとりすぎが原因でした。
糖尿病は放置すると心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞などの脳卒中にかかりやすくなります。
命取りになりかねない状況でも、私は大好物のカツ丼やラーメン、甘い炭酸飲料をやめられず、インスリン注射を打ち、大量の薬を飲みながら、ひたすら糖質をむさぼる生活を続けていました。
そんな私が、4ヶ月で19.9kgの体重減に成功したのです。
ウエストは23cm減り、体脂肪は半分になりました。劇的な変貌ぶりは、テレビCMなどで多くの方にご覧いただけたかと思います。
実は、糖尿病も改善し、インスリン注射も投薬も不要な健康体になりました。
痩せてみて、つくづく感じたのは「デブは不経済」だったということです。私が好きだった「安くてうまい」を重視した食事は、確かに一食あたりの単価は安くて済みましたが、大量に食べれば、その分、食費はかさみます。
ぶくぶく太れば、洋服もサイズアップしなくてはいけないし、ダイエットするにも何かとお金がかかります。
何より私のように病気になってしまったら、医療費もかかり、家計には大打撃です。
私がライザップで取り組んだのは「低糖質ダイエット」と「筋トレ」です。自他ともに認める無類の糖質好きだった私は、食生活を大転換したのです。
カツ丼やラーメン、甘い炭酸飲料にキッパリ別れを告げました。すると、すぐに成果が出始め、周囲に「がんになったの?」と心配されるほど、するすると痩せ、ウエストも引き締まりました。
驚いたのは、これまでチャレンジしたことがある食事量やカロリーを制限するダイエットに比べて、格段にラクだったのです。
ストレスなく続けることができ、ぶっちぎりのデブ体型から難なく脱出できたのです。
糖尿病になり、インスリン注射と投薬になると、ずっとそれを続けなければならないのかと思ってしまいますが、低糖質ダイエットをやってきちんと体重を落とすとそれらから解放されるようです。
ほぼ毎週、がっちりマンデーを見ているので、現在(2018年4月)でもひどくリバウンドした様子はありません。さすがもともと賢い森永先生は、学習能力が高いのだと思います。
せっかく痩せても、当たり前ですが、以前と同じものを食べればすぐに戻ってしまいます。
こんなことも書かれていました。
いまでは甘い炭酸飲料も飲まなくなり、ラーメンを食べようとしても麺を3分の1も食べられない体質になってしまいました。
「急激に痩せるとリバウンドする」とよく言われますが、いまのところ、体重は元に戻っていません。
ただし、食べ始めれば慣れるのは当たり前で、大盛ラーメンが食べられるようになるとまた太ってしまいます。
森永先生の健康状態がどのように回復したのか、別な本を読んでもっと詳しく分かりました。「モリタクの低糖質ダイエット」森永卓郎先生の場合に改めて書きました。
食生活の極端な乱れから糖尿病になった経緯が分かります。本当によくなってよかったですね。
まとめ
肥満から糖尿病になった方は、何しろダイエットが必要です。まず、糖質を減らす。糖質も含めてカロリー全体を大幅に減らしてしまうと、いつも空腹を感じてダイエットが苦行になってしまいます。
まず、糖質だけを減らすことだけをやってみるのがよいと思います。