ライザップ牛サラダとはどんなもの

糖質制限に興味を持っている方は、吉野家で食べられるライザップ牛サラダのことはきっとご存知でしょう。食べたことはありますか?500円で買えて、牛肉とタマネギを煮たものに鶏もも肉とブロッコリー、豆、キャベツ、レタス、半熟卵が加わります。牛丼屋さんに入りにくい方に、どんな内容か詳しくお知らせしましょう。テイクアウトもあります。

サラダ

ライザップ牛サラダとは

ライザップ牛サラダが吉野家で発売されたのは、2019年5月9日(木)のことだったんですね。なかなか話題になりました。

ライザップ牛サラダ | 吉野家公式ホームページ
ライザップ牛サラダ のメニューページです。サイズ別の金額やカロリー、テイクアウト、セットメニューなど、メニュー情報を掲載しています。

価格:540 円(税込)

ただ、残念なことに2020年6月1日時点で、全国で60店舗くらい販売されていないお店があります。販売していない店舗一覧

ライザップの2019年5月8日のプレスリリースを読むと、もう少し詳しく書かれていました。

「ライザップ牛サラダ」のボリュームは一食 300g超のボリュームで、牛肉・鶏肉・豆・野菜・玉子をバランス良く食べられる満足感・満腹感を得ることができる一品です。また、ライザップが栄養価を監修しており、『ライザップ牛サラダ』はライザップ公認の“高たんぱく質、低糖質”な内容となっています。

鶏もも肉とブロッコリー、豆、キャベツ、レタス、半熟卵が加わる

どんな内容なのか、もっと詳しく書かれていました。

丼にたっぷりのサラダと牛丼同様、肉鍋から熱々の肉と玉ねぎ、うまさの染みわたったたれをおたまで盛り付け、半熟温玉子をトッピングし、個包装の和風醤油ドレッシングと共に提供します。

サラダはスチームした鶏もも肉と茹でたブロッコリー、ミックスビーンズ、キャベツとレタスの生野菜サラダ、半熟温玉子の合計 6 種類の食材で構成しています。

ライザップ牛サラダの栄養成分

吉野家のサイトに書かれていた栄養成分は次の通りです。

栄養成分(1食当たり)吉野家メニュー情報Y136号
メニュー 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量
ライザップ
牛サラダ
ノンオイル
和風ドレ含む
404kcal 30.3g 23.8g 17.2g 2.0g

糖質12.2g

また、ライザップのプレスリリースでは炭水化物でなく糖質が書かれていました。

エネルギー たんぱく質 脂質 糖質 食塩相当量
ライザップ
牛サラダ
430kcal 30.0g 27.0g 12.2g 2.0g

炭水化物=糖質+食物繊維なので、食物繊維が5g入っていることになります。糖質もほとんどの食物繊維も中に入っている豆由来だと思います。

脂質27g

一方、脂質は27gあります。脂質は全て脂肪というわけではないですが、ほとんどが脂肪です。脂肪1gは9kcalあります。243kcalあります。ライザップ牛サラダの半分以上のカロリーが脂質です。

ライザップ牛サラダでダイエットできるか

糖質制限の方法は厳密なものからゆるいものまでいくつか流派があるようです。ライザップ牛サラダに批判的な記事もいくつか読ませていただきました。

「ロカボ」ならよい感じ

しかし、糖質制限でもゆるい方の、「ロカボ」を提唱している糖尿病専門医の北里研究所病院山田悟先生の方法なら、ライザップ牛サラダの栄養成分はよい感じです。

糖質制限完全マニュアル 血糖値が安定すればやせられるには方法が次のように書かれています。

私たちは、1食の糖質量を20~40gとし、1日にすると70~130gの糖質を摂取する緩やかな糖質制限を提唱しています。他で意味するところの「糖質制限」「ローカーボ」とは区別するために「ロカボ」と呼ぶことにしました。(中略)

糖質を抑える分、タンパク質と脂質は意識的にたっぷり摂るようにしてください。サラダにオリーブオイルをかけたり、お肉を選ぶ時は脂身のある部位を選んだり、から揚げ、とんかつ、てんぷら、コンフィやアヒージョのようなオイルをたっぷり使ったお料理もおすすめです。

山田先生は、少しの糖質を摂るときに、おかずとしてタンパク質と脂質、特に脂質を摂ると、食後血糖値が上がりにくくなることを書かれています。これは私も調べました。

糖質に加えて脂肪を食べた方が 血糖値が上がりにくいのはなぜ?という記事にまとめました。

糖質に加えて脂肪を食べた方が 血糖値が上がりにくいのはなぜ?
糖質ばかりの白米だけを食べるより、たんぱく質や脂質があるおかずを一緒に食べると、腸の特定細胞からGIPとGLP-1というホルモンが分泌され、インスリン分泌を促します。そのおかげで血糖値が上がりにくくなります。特にGIPは脂質の影響を大きく受

簡単に説明すると、脂質を食べると腸の特定部分からインスリン分泌を促進するホルモンが分泌されるので、血糖値が上がりにくくなるのです。

評判がよく、2ヵ月で100万食を超えた

発売2ヵ月後の2019年7月23日のプレスリリースで吉野家「ライザップ牛サラダ」100 万食を突破と発表されていました。

持ち帰りが多かった

テイクアウトができるので、持ち帰る人が多かった。きっと女性が多いでしょうね。

「ライザップ牛サラダ」は、特に女性のお客様や健康を意識している男性のお客様からの支持が高く、吉野家の新規顧客の獲得と休眠客の掘り起こしの両方に成功いたしました。

また、リピート率が非常に高いのが特徴で、「ライザップ牛サラダ」を購入したお客様の 4 人に 1 人はその後も定期的に同商品を注文する傾向にあります。テイクアウトのお客様も多かったことも特徴のひとつです。

NOTE

今の時代、毎日どうしたら元気で生活できるのかということに関心が高まっているのを感じます。特に食事についてです。

以前はサプリメントや健康食品の話が多かったですが、今は普通の食べ物をどのように食べていたらよいのか私も含めて興味を持っている人が多い。低糖質食は、ボディービルダーや、アスリートや糖尿病の方だけでなく、普通の人にも広がりそうです。

そんな時にワンコインで満足できる、しかも、従来から人気のあるメニューである牛丼に組み合わせたのはよいアイディアだなと思いました。

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